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狐と狸の日々つれづれ


by audrey-gregory
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補陀落渡海を思う

由比の『地持院』へ、襖絵を鑑賞に寄りました。
このお寺には、師のわらべ地蔵2体が収められていました。

補陀落渡海を思う_d0212491_20493415.jpg

綺麗なお寺で、檀家さん達で造ったというお庭も見事です。

補陀落渡海を思う_d0212491_20504411.jpg

四十四面の襖絵は、石をモチーフに作品を発表している杉山侃子さん作。

補陀落渡海を思う_d0212491_21164942.jpg

『三個の石』は阿弥陀三尊を表現しています。

補陀落渡海を思う_d0212491_2056235.jpg

題材は全て仏教の教えに因んだもので、
対峙すると、石を介在して生と死に思いを馳せてしまいます。

何十年か前、作家さんとは知らずに杉山さんとお話をしましたが、
こんな絵を描く人だなんて思いもよりませんでした。
Commented by budoudana-de at 2019-01-22 13:29
襖にこれほどリアルに描かれた石、岩をしりません。
思いがけないですけど、白の背景になんてシンプルなこと。
対の襖で敢えて岩を割った構図も深い意味があるのでしょうね。
Commented by audrey-gregory at 2019-01-22 22:43
なかなかユニークな襖絵で、不思議な空間を作って魅せます。
一面づつにそれぞれ意味があるのですが、深淵なる禅の世界は、凡人ですから着いていけません。
それでも対峙しているうちに、生死の境に居るような、不思議な気持ちになって行きます。
ちょっと話題になっているお寺です。
相変わらず、抹香臭い所にばかり出掛けています。

by audrey-gregory | 2019-01-21 17:00 | アート | Comments(2)