相思
2016年 05月 12日
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江雄
at 2016-05-13 06:50
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貞心尼「君にかく あひ見ることの うれしさも まださめやらぬ 夢かとぞ見る」
良寛「ゆめの世に かつまどろみて ゆめをまた 語るも夢も それがまにまに」
この歌を詠むかぎり、相思の色合いが少し違っているように感じました。貞心尼はやはり若いだけに「この世」「恋愛」に、良寛は「あの世」「慈愛」に比重が置かれているような気がしました。それにしても二人の交際は微笑ましいものがあります。40歳の年齢差は関係ないのでしょう。
権力になびかず、弟子も寺も持たず、ただ詩歌と手紙を残しただけの良寛。故 榊漠山先生の憧れの人であったのがひしひしと伝わってきます。
「瞳燃ゆ 相思の女(ひと)よ 夢の世に」
良寛「ゆめの世に かつまどろみて ゆめをまた 語るも夢も それがまにまに」
この歌を詠むかぎり、相思の色合いが少し違っているように感じました。貞心尼はやはり若いだけに「この世」「恋愛」に、良寛は「あの世」「慈愛」に比重が置かれているような気がしました。それにしても二人の交際は微笑ましいものがあります。40歳の年齢差は関係ないのでしょう。
権力になびかず、弟子も寺も持たず、ただ詩歌と手紙を残しただけの良寛。故 榊漠山先生の憧れの人であったのがひしひしと伝わってきます。
「瞳燃ゆ 相思の女(ひと)よ 夢の世に」
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audrey-gregory at 2016-05-13 17:45
相聞歌に互いの気持ちを載せて、うらやむ様な関係です。
夢見心地の良寛と貞心尼の想いは、きっと残された日々の重さへの問いかけでしょうか。
清貧と慈愛に生きた良寛は、多くの人の心を掴みました。
乞食姿は感心しないけれど、心は貴族・・・と自分を笑った良寛を、いつか五合庵で偲びたいと思っています。
夢見心地の良寛と貞心尼の想いは、きっと残された日々の重さへの問いかけでしょうか。
清貧と慈愛に生きた良寛は、多くの人の心を掴みました。
乞食姿は感心しないけれど、心は貴族・・・と自分を笑った良寛を、いつか五合庵で偲びたいと思っています。
by audrey-gregory
| 2016-05-12 14:54
| わらべ地蔵・石仏
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